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LastUpdate 2016/06/16

須走口五合目 車での行き方

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須走ルートへ車でアクセスする方法と注意点。

車で登山口まで行く

実際に自分の足で山を登り始める登山道の入口を、登山口(とざんぐち)と言います。このページでは、その登山口までの車での行き方を説明致します。

富士山の四つある登山口のうち、須走ルートの登山口は、須走口五合目と、旧馬返し(きゅううまがえし)があります。

須走口五合目(標高1,960m)は、富士山(3,776m)の中腹から登り始められますが、旧馬返し(1,366m)は、5合目よりも下の1合目手前から登り始めます。旧馬返しは山頂までの標高差が大きいことに加え、距離も長く道も不明瞭なので経験者向きです。旧馬返しに駐車場はなく、交通の便も良くないので、そこから登る人はあまり多くありません。

このページでは、より初心者向きの須走口五合目までを扱っています。

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高速道路で富士山の麓まで


須走口カーアクセスMAP

須走ルートは、富士山の東斜面から登る静岡県側の登山ルートです。麓の小山町から登山口である須走口五合目へ、ふじあざみラインが通っています。

ふじあざみライン入口までの最寄りの高速道路は、東富士五湖道路です。東名高速/新東名高速はふじあざみラインの入口近くまでは通じていないので、『御殿場IC』で下りて一般道を10km以上走って来ることになります。

Check Point!

高速道路最寄出口

東京西部/甲府(山梨県)方面から
中央自動車道(中央高速)『大月JCT』から富士吉田線経由 東富士五湖道路『須走IC』
神奈川県/名古屋方面から
新東名高速/東名高速『御殿場IC』
高速出口からの距離と時間
距離
(所要時間:乗用車)
東富士五湖道路
須走IC出口から
東名高速
*御殿場IC出口から
シャトルバス乗換駐車場
(須走多目的広場)まで
*0.7km
(2分)
**12.1km
(22分)
***12.1km
(23分)
須走口五合目まで*11.2km
(16分)
**22.5km
(36分)
***22.6km
(37分)
*道の駅すばしりでUターンにより0.2km(1分)含む。**下り線『山中湖・箱根(第2出口)』方面出口より。***下り線・上り線『御殿場市街(第1出口)』出口より。

東京からは、中央高速で

東京方面から来る場合、北回りと南回りが選べますが、中央高速と東名高速のどちらでも近い方を選べばいいでしょう。

但し、『御殿場IC』から東富士五湖道路入口の『須走IC』までの一般道は、朝から夕方にかけて渋滞するので、大きく時間をロスすることがあります。下記の項目を参考にして、予め迂回路を検討しておくといいでしょう。

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御殿場ICから須走IC間の渋滞回避

渋滞する区間

御殿場方向から須走方面へ車で移動する場合、時間帯によっては国道138号線が渋滞している可能性がありますので、ご注意ください。渋滞に巻き込まれると、登山開始時間が予定より大幅に遅れるなど、登山計画に影響が出る恐れがあります。

なお、地図に示した迂回路で必ずしも渋滞が回避出来ると保証するものではありません。

御殿場ICふたつの出入口

御殿場IC(インターチェンジ)には、出入口が二箇所あります。

南側の出入口が第一出入口で、北側(東京側)にあるのが第二出入口です。第二出入口は、東京方面へ行き来する車しか利用出来ません。

渋滞する時間帯

渋滞する時間帯は、土曜日や休日は午前9時から午後6時ぐらいになりそうです。これが平日であれば、もう少し早い時間から渋滞が始まるかも知れませんので、ご注意ください。

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5合目へのアクセス道路 ふじあざみライン


グーグルマップで須走口を表示(このままでも操作出来ます)

マイカー規制に注意

5合目までは、通行無料の一般道である『ふじあざみライン』が通っています。距離は11.2kmと短いですが、その割りに標高差が1,160mと大きく、勾配も平均で10.4%、最大で20%を超える急坂です。

勾配が急なわりに急カーブも少ないため比較的走りやすい道ですが、登山シーズン中の7~9月は5合目から手前数キロに亘って路肩を縦列駐車列が埋め尽くすので、道幅が狭くなり、とても走りにくいでしょう。路肩に駐車した車の陰から人が出てくることもあるので、スピードの出る下りでは特に慎重な運転を心がけてください。

なお、7・8月の登山シーズン中はマイカー規制が行われ、自家用車の通行が出来なくなる期間があります。
替わりにシャトルバスが運行されますので、シャトルバス乗換駐車場で乗り換えて5合目へ向かうことになります。

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夏期マイカー規制

マイカー規制とパーク&ライド

富士山の登山期間である7月上旬~9月上旬にかけて、須走口五合目に至るアクセス道路でマイカー規制が行われます。マイカー規制の期間は、ふじあざみラインの車での通行が規制され、自家用車、レンタカーであるを問わず利用出来なくなります。

そこで、富士山の麓の「須走多目的広場」が登山者用の駐車場として用意され、この駐車場から5合目まで臨時のシャトルバスが運行されます。所謂、パーク&ライドです。

Check Point!

2016年(平成28年)マイカー規制期間

  • 7月10日(日) 0:00 ~ 9月10日(土) 21:00

今年のふじあざみラインのマイカー規制期間は63日間となり、昨年より16日増えています。途中の規制解除も無くなり、最終日まで連続して規制されます。

なお、規制期間中は、終日(24時間)通行止めとなります。

規制対象車
  • 自家用車(レンタカー含む)
  • 自動二輪車
  • 原動機付自転車(原付バイク)
規制対象外(通行可能)
  • バス
  • タクシー
  • 自転車
  • 自衛隊車両
  • 身体障害者等関係車両
  • 下山車両
  • 標章を掲出する車両
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路肩駐車の列に注意

9月に集中するマイカー登山者

ふじあざみラインにマイカー規制が行われていないときは、自家用車やレンタカーで5合目まで行くことが出来ます。5合目には駐車場もあるので、登山口まで徒歩数分のところに車を停めることが出来ます。

しかし、ふじあざみラインは、登山者だけでなく観光客も訪れる観光地でもあります。

須走口五合目の駐車場が満車になると、入りきれない車が5合目手前の路肩に路上駐車し、週末には5km以上になることもありました。このため、7~8月は、ほとんどの期間でマイカー規制が行われ、逆に規制開けの9月にマイカー登山者が集中するようになってしまいました。

秋のきのこ狩り

また、秋のきのこ狩りのシーズンには、5合目手前に限らず方々で路肩に駐車した車を見かけます。当然周囲には人が歩いていますし、ときに小さな子供も見かけます。

人の居ない山道だと思って飛ばしていると、思いがけないところに車が停まっていたり、駐車した車の陰から人が出てくることもあります。一生掛かっても償えない事故を起こさないよう、スピードの出る下りはもちろん、上りでも慎重な運転を心がけてください。

Check Point!

路上駐車のやり方

下り車線側に停めましょう

9月になると、マイカー規制明けということで週末を中心に大混雑します。5合目駐車場に入りきれなかった車は、5合目手前の路肩に路上駐車するしかありません。その路上駐車の列は、長いときで5km以上にもなるようです。

路上駐車は、どこにどう停めてもいいというわけではありません。必ず下り車線側に、カーブの前後10mは空けて、勾配が急でないところの左側に隙間無くピタリとくっつけて停めてください。

バスの通行を妨げる停め方は、即レッカー移動

ふじあざみラインはバスも通りますが、登り車線やカーブに停めるとバスが通れません。邪魔な車は、容赦なくレッカー移動されます。

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空いてる時間帯は?

観光客と日帰り登山者のパターン

時間帯ごとの混雑予測としては、観光客と登山者の行動パターンが大きく異なるので、動向を分けて考える必要があります。

観光客は、5合目の売店が開く午前9時ごろから訪れ、日没の午後6時から7時ごろにかけて駐車場を出て行きます。

日帰りの登山者も同様の傾向をみせますが、観光客よりも動き出しが早く、午前7時ぐらいから増えてくるでしょう。中には夜明け前から登り始める人もいますが、それほど多くはありません。

御来光登山者の行動パターン

御来光を目的とした登山者は、山小屋に宿泊するグループがお昼前後に到着します。

宿泊せずに夜通し登るグループの多くは、午後8~10時ごろに出発出来るように、夕方から徐々に集まって来ます。

駐車場を出る時間は宿泊の有無に係わりなく、日の出を見てそのまま降りてくる人は午前8~9時ごろ、お鉢巡りをしてから降りてくる人は午前10~11時ごろになるでしょう。

Check Point!

混雑を避けるには

日中日帰りの方
日のあるうちに登山を終えるには、出来るだけ早く登り始める必要があります。しかし、御来光目的の登山者は、午前5時過ぎの日の出から下山して来るまで3時間は掛かるので、早くても午前8時まで降りて来ず、それまで駐車場の車も動きません。
5合目の駐車場が空くのを待って午前9時ごろに登り始めるのは、下山が日没に間に合わなくなるので初心者には遅過ぎます。午前5~6時に到着して、5合目駐車場が満車で入れないようでしたら、5合目手前の路肩に車を停めて、5合目まで歩きましょう。その方が早く確実で、結果的に安全でもあります。
御来光日帰りの方
観光客が帰り始める夕方の午後6時前後が狙い目です。あまり遅くなると翌朝まで動かない車ばかりになりますので、ノーチャンスです。遅くとも、午後8時には到着していたいですね。
5合目に既に空きが無いと判断したら、早めに諦めて5合目手前の路肩に車を停めて5合目まで歩きましょう。午後5時から7時までの出来るだけ早い時間に着いて、食事や仮眠を取って高度順応しながら出発まで時間を潰すのがいいでしょう。

なお、須走口登山道は、8合目で吉田口登山道に合流するため、夜明け前に大渋滞します。予定コースタイムに平日は1~2時間、週末や夏休み中は2~3時間は余裕をみて計画を立てましょう。
また、徹夜での登山は「弾丸登山(だんがんとざん)」と呼ばれ、寝不足で登ると高山病にも掛かりやすくなります。初心者は特に、弾丸登山を避けるようにしましょう。
御来光一泊の方
日中は観光客の車が出入りするので、どの時間が空いているということはありません。逆に言えば、駐車場を出る車もあるということです。
山小屋宿泊のグループはお昼前後に来て5合目で食事を摂って出発する場合が多いので、5合目で食事を摂る予定であれば、他の登山者がやって来る前の昼より早い時間に到着するように計画を立てましょう。
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途中から歩くと何分掛かる?

1時間は歩く覚悟で

5合目駐車場が満車であれば、手前の路肩に車を停めて歩くしかありません。5合目(標高1,960m)から1km手前の地点は標高1,870mとなり、標高差は90m、平均勾配は約9%です。2km手前の地点では標高1,760m、標高差は200m、平均勾配は約10%となり、いずれにしてもかなりの急坂です。

ふじあざみラインの路肩には歩道も路側帯もないので、駐車車両や他の人を避けながら歩くことを考えると、1kmあたり20分程度(時速3km)は掛かる目安で計画した方がいいでしょう。

路肩駐車の列の長さを予測するのは中々難しいのですが、最も混雑する金曜日・土曜日は、3km以上、場合によっては5kmにも達すると言われています。つまり、最大で1時間半以上も掛かる計算です。

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須走ルート登山口 須走口五合目

登山は、ここから始まる

須走口五合目は、須走ルートの登山口となっています。小富士や幻の滝への散策も出来ます。

駐車場やバス・タクシーの乗り場、宿泊施設を兼ねた売店や食堂、観光案内所があります。

須走口五合目
標高1,960m
収容台数200台
駐車料金無料
公衆トイレあり
自動販売機あり
公衆電話
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レンタカー

須走ルート登山口の最寄り駅となる御殿場駅にはレンタカー会社がありますが、レンタカーもマイカー規制の対象となりますのでご注意ください。

レンタカーご利用の際は、お盆休みなどのハイシーズンは空車が無くなることも予想されます。日程が決まっていれば、早めに予約されることをお薦めします。

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