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LastUpdate 2016/04/28

富士山遭難事故の記録 2009年 7月19日

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富士山で起きた遭難事故をまとめています。

27歳・30歳男性 行方不明

7月19日の早朝、グループで富士山登頂後、山頂で別れた2人が行方不明になっていました。

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2名を凍死で発見

後日、相次いで二人が発見されたものの、すでに凍死していました。「夏の富士山で凍死?」と疑問に思うかも知れませんが、夏であっても高山は冬の寒さとなります。

News!

スポーツニッポン新聞社のWEBサイト、Sponichi Annexからの引用です。

凍死を確認…富士山で不明の会社員発見

[ 7月24日 21:23 ]

24日午前10時55分ごろ、静岡県側の富士山8合目付近で、心肺停止状態で倒れている男性を静岡県警山岳遭難救助隊が発見した。県警の調べで、19日から行方不明となっていた会社員中村剛さん(27)=東京都小金井市=で、24日死亡が確認された。死因は凍死だった。
山梨県警によると、中村さんは18日、会社の同僚らのグループで静岡県富士宮市から入山。登頂後の19日朝、米国籍のジェリー・ユーさん(30)=東京都港区=と2人でグループと別に下山を始めた後、2人とも行方が分からなくなった。
ユーさんは23日午後、9合目付近で見つかり、死亡が確認された。

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参考資料 当日の気温


富士山山頂の気温 2009年7月19~20日

事故発生日、12月1日の日の出時刻は、4時32分。日の入り時刻は、19時10分。

事故の詳細は分かりませんが、御来光を見た後グループから別れ、滑落か何かで行動不能、もしくは意識不明となり、夜間から翌未明に掛けて凍死したのでしょう。

当日の気温は氷点下を下回ることはありませんでしたが、午後11ごろに急激に温度が下がっていることから、恐らく雨が降り、体が濡れて低体温症から凍死に至ったものと思われます。

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