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LastUpdate 2016/07/13

富士山 吉田ルート

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山小屋が連なり、岩場を登るルート。

吉田ルート概要

最も登山者が多い

吉田ルートは、富士山を北東斜面から登る登山道で、首都圏や富士五湖などの周辺観光地からのアクセスの良さなどから最も登山者が多い登山道です。

本来、北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)を起点として、主に富士講と呼ばれる富士山自体をご神体と考える人々が登る信仰登山の道でした。富士スバルラインが開通した現在では5合目から登るのが一般的ですが、一合目下の馬返(うまがえし)や浅間神社など麓から登る人が今でも多く居ます。

最近まで「河口湖口」と呼ばれていた5合目からの登山道は、今では「富士スバルライン五合目」と「吉田ルート」に呼称が統一されています。看板や標識などからは河口湖口の名称は一切無くなっているので、かつて河口湖口から登山した経験がある人は思い違いをしないように注意が必要です。

8合目からは須走ルートと合流するため、特に御来光を目的とした登山者による日の出前の大渋滞が問題とされています。

自然からはかけ離れた人工的な登山道

その一方で、あまりの人の多さと、斜面崩壊対策の土留め、落石防止工事の跡、山小屋が切れ間無く立ち並ぶさまから、本来の登山の楽しさとは対極の、人工的な雰囲気に支配されています。

吉田ルートの難所

山小屋も多く、救護所も三箇所あるため、設備的には最も初心者が不安なく登れる登山道と言えるでしょう。しかし、7合目下から始まる岩場は急で険しいために、必ずしも初心者が安全に登れる道ではありません。

また、8合目から上のザレ場(砂や小石の斜面)は滑りやすく、それなりの歩行技術を求められます。また、9合目から上にも急な岩場があり、疲労のピークを迎えるところであることから、このルートで最も危険な難所であると言えます。

身長の低い小学校低学年以下の子供では厳しい段差もあるので、ある程度の登山経験のある大人が下からリードしてあげて欲しいものです。

登山道と下山道が別々

吉田ルートは、6合目から山頂まで、登山道と下山道が別々に通っています。下山時に岩場を下らなくていいのは安全でいいのですが、高山病などの体調不良で途中から引き返す際は、急傾斜な岩場がとてもデンジャラスになります。

また、下山道も延々と続くザレた滑りやすい道で転倒する人が続出します。岩が飛び出ているようなことはないので怪我の危険性は低いですが、4ルートの下山では最もタフだと言う人もいます。

登山ルート
標高山頂3,706m
5合目2,305m
標準コースタイム登り5時間55分
下り3時間10分
標高差+1,436mコースタイム実例登り*5時間57分
下り*2時間51分
距離登り6.3km
下り
交通
バス登山バス1路線
高速バス4路線
アクセス道路富士スバルライン
最寄り駅
  • 富士山駅
  • 河口湖駅
通行料有料
最寄バス停『富士山五合目』バス停駐車料/収容台数無料/330台(+沿道500台)
累積標高差とは、下り分を含めない登りの高度差のみを足した数値。*管理人による食事・トイレ以外の小・中休憩時間を含む実測(ストック不使用)。
標準コースタイムは昭文社発行の『山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹』2012年版から引用。基準として①40~50歳の登山経験者②2~5名のパーティ③山小屋利用を前提とした装備(テントを持たず比較的軽量という意味)④夏山の晴天時としています。※食事やトイレなどの休憩(大休止)を含まない正味の時間であり、休憩等を含む実際の登山ではさらに時間が掛かりますので、計画を立てる際には注意が必要です。
※このサイトにおける「山頂」とは各登山道の終点、つまりお鉢巡りコースとの合流地点とし、最高地点「剣ヶ峰」とは分けて表記しています。各登山道終点の標高は、こちら(静岡県/県道富士公園太郎坊線標高日本一)を参考にしています。
Check Point!

メリット(利点)

  • 二番目に高い標高から登り始められる
  • 新宿や羽田空港などから5合目への直通高速バスがあるなど、首都圏からのアクセスに優れる
  • 登山の最寄り駅もある麓の河口湖は、観光地として宿泊施設、温泉などが多く、充実している
  • 山小屋、救護所などが短い間隔で並んでいるので、万が一の怪我や体調不良のときも安心感がある
  • 多くの山小屋の売店が24時間営業しているので、飲料水や食事を山小屋で調達する計画を立てることで荷物の軽量化が出来る
  • 6合目より上であれば、どこからでもご来光を見ることが出来る

デメリット(欠点)

  • 人が多過ぎて登山道が渋滞する
  • 7合目から8合目にかけてと、9合目から山頂までの岩場にリスクがある
  • 自然の景色という意味で見所が少ない
  • 下山のときに使える山小屋が少なく、トイレなどに不安がある
  • ずっとブル道を下る下山道が単調

吉田ルート攻略のポイント

  • 岩場では、安全なルートの見極めがポイントです。登る前に、どう辿れば姿勢を崩さずに行けそうか、良く見極めましょう
  • 初心者も多いルートです。ペースを分かっていない人に釣られて、急ぎ過ぎないようにしましょう
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オススメの登山計画

山頂での御来光に拘るかどうかが分かれ目


夜明け後の山頂から
[2011/8/28(日) 5:16]

吉田ルートでの登山を考える上で、一番悩むのは日の出をどこで迎えるかでしょう。山頂での御来光に拘る限り、山頂の山小屋に宿泊するので無ければ、登山道の渋滞問題は避けて通れません。

山小屋からの出立が遅れると、最悪、山頂到着が日の出時刻に間に合わなくなることもあります。それを避けるには、他の人たちよりも早く山小屋を出なければいけませんが、そうすると寝不足で登らなければいけなくなったり、山頂に着いてから何時間も暗い中を待ち続けることになります。御来光にそれだけの価値を見出せるかどうかが判断の分かれ目です。

ゆったり日の出を待って登るのもあり

そこまでして御来光に拘らないのであれば、山小屋の前でゆっくり日の出を迎えるのもいいでしょう。厳密に言うと、山頂以外の場所で見る日の出は御来光とは呼べないのですが、日の出自体の美しさは、山頂で見る御来光と天地の差があるわけでもありません。

場合によっては、山頂が笠雲に覆われていて日の出が見られず、その下の8合目辺りの方が晴れているなんてこともあります(もちろん、下の方が曇ってしまう可能性もありますが)。

Check Point!

オススメのコース選択・ビューポイント

  • 時間に余裕があったら、経ヶ岳に寄り道しよう
  • 下山を須走口や御殿場口にするのもあり
  • 河口湖と山中湖が見える
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吉田ルート案内


吉田ルート案内図

一般的に初心者向けと紹介されることが多い吉田ルートですが、意外と険しい岩場や滑りやすい場所が多く、山小屋にたどり着くまで気が抜けないルートです。

下山は比較的安全ですが、滑りやすいザレた(砂利)道が延々と続く九十九折は転倒者が続出するので、正しい歩き方を見につけておく必要があります。

Check Point!

登山道を下ってはいけないの?

理由があれば下ってもいい

富士山では、登山道と下山道が別々になっています。これは、登山者が多いと道を分けた方がお互いにスムーズですし、登りやすい道、下りやすい道は、同じではないからです。

では、何かの理由で登山道を途中から下りたいとなったら、下山道に迂回するしかないのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。現実的に登山道と下山道をつなぐ道(バイパス)は限られており、高山病などで体調悪化した人が下山道に迂回するにも、一度そこまで登らないといけないというおかしなことになります。

先にも書いたように、登山道は登りやすいから登山道とされているのであって、『下山での使用は一切禁止』という意味では決してありません。

お互いに声を掛け合いましょう

ただし、登山のルールでは基本的に「登り優先」ですから、緊急でない限りは登山者を先に通すようにしましょう。しかし、それでも「登山道なんだから、ここを下山に使うな」と文句を言ってくる人もいるかも知れません。そういう手合いにはあえて反論せず、「体調が悪いので途中から下って来ました」と答えておけばいいでしょう。

また、早く下りたいときは、「先に下りさせてもらえますか?」と声に出して要求しましょう。登っている人は足元ばかりに気を取られていて、下山者の存在に気がついていないことが多いからです。

中には、下山道があることを知らずに登った道をそのまま下ってくる人や、逆になぜか下山道を登ってくる人もいて、私も見かけたら声を掛けることがありますが、本人がそれと知った上で通っている場合は何も言いません。

下山道へのバイパスは、山小屋に尋ねよう

登山道を下るのは問題ないとはいえ、出来る限り下山道を利用した方が安全なのは確かです。しかし、下山道への分岐は本8合目など一部に限られ、登山道から下山道へのバイパス(抜け道)に至ってはほとんど地図に載っていません。これは、バイパスが山小屋に物資を運ぶ作業用道路であり、通常は一般登山者に解放されていないからです。

但し、緊急時の通行は阻害されるものではないので、最寄の山小屋で理由を説明してバイパスを使わせてもらいましょう。なお、山小屋から下山道へのバイパスは、合流地点まで急な登りになっていることがあります。それでも登山道を下るより安全ですから、がんばって登りきりましょう。

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富士スバルライン五合目登山口

観光地です

富士スバルラインの5合目は、富士山の登山口であると共に、一大観光地でもあります。

山小屋というか、食事や宿泊も出来るお土産物屋はいくつもありますが、コンビニは無いので食料品の調達には便利ではありません。自動販売機は有るので飲み物は購入出来ますが、「観光地価格」なので平地で買うよりも高くつきます。素直に、5合目に来る前に買っておくべきでしょう。

登山口は、道路と反対方向へ行けば、なんとなく人の流れで分かると思います。

五合目休憩所

2014年に、総合管理センターの業務(登山・観光案内/自然解説/救護所他)は、登山口手前にある『スカイパレス富士』の建物に転しました。旧総合管理センターの建物には、休憩所が残されています。


五合目休憩所/公衆トイレ
開設期間 例年4月下旬~11月下旬
利用時間休憩所9:00~15:00
使用料金休憩所無料
トイレ開設期間同上
利用時間24時間
使用料無料:循環式水洗 [男:洋式5・和式1/女:洋式14和式2/多目的:洋式2]
その他 公衆電話 [屋内]
AED無(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※開設期間、利用時間などは目安であり、天候や降雪などにより変更される場合があります。

公衆トイレ

五合目休憩所の建物に公衆トイレがあります。2012年に5億5千万円の費用を掛けて、キレイにリニューアルされました。処理能力も一日あたり3,000人分から一挙に5倍の15,000人分へとパワーアップされています。

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富士急 雲上閣

※写真は許可を得て撮影・掲載しています。値段などは撮影時から変更されている可能性があります。

富士急雲上閣は、宿泊も可能です。


富士急 雲上閣
営業期間 食堂売店例年4月1日~11月30日
2016年[売店] 4月19日(火)・[食堂] 4月23日(土)~
宿泊2016年7月1日(金)~9月19日(祝・月)
予約受付2016年 5月9日より
営業時間 食堂[7/1~9/13] 7:00~21:00・[9/14] 7:00~17:00
[その他] 9:00~17:00
売店[7/1~9/13] 7:00~22:30・[9/14] 7:00~17:00
[その他] 9:00~17:00
宿泊収容人数個室有り120名
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料50円
その他 更衣室有
コインシャワー500円/5分
コインロッカー
一時休憩1,080円/1時間(9:00~17:00)
弁当販売団体客(15名以上)のみ※10日前要予約
AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

五合園レストハウス

※写真は許可を得て撮影・掲載しています。値段などは撮影時から変更されている可能性があります。

五合園は、一般客の宿泊は受け付けていません。


五合園レストハウス
営業期間 例年*富士スバルラインが通れる期間(4月下旬~11月下旬)
2016年不明
2015年4月19日(日)~
営業時間売店[7・8月] 4:00~19:00 ([金土] 4:00~20:00)
食堂[7・8月] 8:00~19:00
宿泊収容人数*団体客のみ(一般客は受付けていません)
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料100円
その他 コインロッカー
弁当販売
コインシャワー温水コインシャワー(500円/4分)
AED有(自動体外式除細動器)
郵便局
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

富士山みはらし

※写真は許可を得て撮影・掲載しています。値段などは撮影時から変更されている可能性があります。

富士山みはらしは、宿泊も可能です。2013年に店内がフルリニューアルされたのでキレイです。


富士山みはらし
営業期間 食堂売店例年4~11月
2016年不明
2015年4月24日(金)~
宿泊2016年不明
予約受付2014年 4月11日より
営業時間売店[7月~9月第2週迄] 6:00~19:00 ([金土] ~24:00)
[夏期以外] 9:00~19:00([土日]~24:00)
食堂[夏期] 6:30~18:00
[夏期以外] 8:30~16:30
宿泊収容人数個室有り68名
チェックインIN16:00~22:00
消灯
OUT8:00までに退室
トイレ使用料50円
その他 更衣室有
コインロッカー宿泊客限定
登山道具[7~9月第2週迄] 登山道具売り場(mont-bellコーナー)
AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

冨士山小御嶽神社

※写真は許可を得て撮影・掲載しています。値段などは撮影時から変更されている可能性があります。

冨士山小御嶽神社は、宿泊も可能です。

展望台からは、日の出が見られます。


冨士山小御嶽神社
営業期間 神社例年正月三が日・4~11月
2016年不明
2015年4月24日(金)~
食堂売店例年4~11月
宿泊例年7月~9月第一週
営業時間売店[7・8月] 6:30~18:00
[4~11月] ~17:00
宿泊収容人数個室有り30名
宿泊予約TEL:0555-72-1475 (受付時間[7・8月] 6:30~19:00)
チェックインIN~18:00
消灯21:00~21:30ごろ
OUT
トイレ使用料[宿泊客・食堂売店利用者] 無料/[一般] 100円
その他 AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

こみたけ売店

※写真は許可を得て撮影・掲載しています。値段などは撮影時から変更されている可能性があります。

こみたけ売店は、宿泊出来ません。


こみたけ売店
営業期間 例年4月~11月(降雪状況により冬期閉鎖)
2016年不明
2015年4月24日(金)~
営業時間売店[7・8月] 6:30~19:00
[4~11月] 9:00~17:00
食堂[7・8月] 6:30~17:00(ラストオーダー 16:30)
[4~11月] 9:00~17:00
宿泊収容人数食堂・売店のみ
トイレ使用料50円
その他 AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。
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五合目総合管理センター

2014年に、総合管理センターの業務(登山・観光案内/自然解説/救護所他)は、登山口手前にある『スカイパレス富士』の建物に転しました。

案内所では、登山・観光案内の他、五合目周辺の植物などの自然解説をしている「自然解説員」が5月から10月の6ヶ月間常駐しています。自然解説員の説明を受けながら一緒にフィールドを歩くことも出来るそうです。


五合目総合管理センター
開設期間 案内所2016年5月1日(日)~10月31日(月)
自然解説例年5月1日~10月31日
救護所2016年7月1日(金)~9月11日(日)
利用時間 案内所[7/1~9/11] 8:00~20:00
[その他] 9:00~16:30
自然解説10:00~15:00/無料(要申込み)
救護所8:00~20:00/診療費無料
トイレなし
その他 Englishinterpreter
中文中介
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。
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乗馬場

※写真は許可を得て撮影・掲載しています。値段などは撮影時から変更されている可能性があります。

5合目から馬に乗って、7合目の下まで行くことが出来ます。


乗馬場
営業期間 例年GW(ゴールデンウィーク)~10月末
営業時間 [7~8月] 6:00~17:00
[その他] 9:00~16:00 or 17:00
その他
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。
乗馬料金(1名)夜間及び風雨の時
(30%増)
写真モデル300円-
ロータリー1,000円1,300円
里見平2,000円2,600円
片枝の松3,000円3,900円
泉ヶ滝片道4,000円5,200円
六合目片道7,000円9,100円
獅子岩下山12,000円15,600円
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5~6合目

最初は下り

5合目からしばらくは平坦な道が続きます。一部、路肩が崩れているところもありますので、あまり端に寄り過ぎないようにしましょう。ときおり、馬の糞が落ちていることがあります。草食動物の馬の糞は、あまり臭わないので気がつきにくいです。特に夜間は、足元に注意を払いましょう。

少し石畳が出てきますが、雨などで濡れていると意外と滑りやすいので油断しないように。

泉ヶ滝分岐

泉ヶ滝で道が分岐します。山頂は右の道ですが、分岐に気がつかずに左へ行ってしまう人も少なくないようです(特に夜間)。

左へ行くと多少遠回りになりますが、経ヶ岳を経由するので、あえてこちらの道を選ぶのも悪くありません。

泉ヶ滝から先で、急に傾斜がキツくなります。ここで他の登山者の早いペースに惑わされないようにしましょう。ゆっくりゆっくり登って行けば、いずれ追い抜き返すことが出来ますから、急ぐ必要はありません。

地面は、粗い砂の混じった土ですが、6合目近くなると、また石畳の道が出てきます。

6合目に着くと、安全指導センターの係員が迎えてくれます。横移動が多かったせいか、「もう6合目か、意外とチョロイな」と感じる方も少なくないかもしれませんが、本番はこれからです。

この先から傾斜がきつく、足元もすべりやすくなります。ここで飛ばすと後が苦しくなるので、意識的にペースを落としましょう。歩幅を小さくして、後ろ足を蹴らないような歩き方をすると、滑りにくくなります。

山小屋・施設

安全指導センター

安全指導センターでは、登山の装備が出来ていない観光客に指導しています。トイレは仮設のトイレですが、次にトイレが利用出来る山小屋までは1時間は掛かるので、済ませられるときに済ませておきましょう。


安全指導センター/公衆トイレ
開設期間 2016年7月1日(金)~9月10日(土)
利用時間安全指導24時間
トイレ 開設期間2016年7月1日(金)~9月11日(日)正午まで
利用時間24時間
使用料200円:仮設 [男:洋式1・和式1・小2/女:洋式3・和式1]
その他 AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。
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6~7合目

人工的な手が入った道

6合目から7合目の間に山小屋はありません。ずっと擁壁(ようへき)と落石防止の石堤(せきてい)が主な風景です。

この辺りの傾斜は緩やかですが、階段がいくつも出て来ます。これは、土が雨などで流出しないように土留めとして板が階段状に組まれているのです。体力に余裕のある方は、出来るだけ板のある場所を通過してください。板の端の、土が流れ出したところを登ると楽ですが、その分、土の流出を進めることになってしまいます。

いずれにしても、なるべく段差の小さい場所を選んで越えていくセオリーは変わりありません。ただ漫然と歩いていても危険は少ないですが、エネルギーロスの多い歩き方は、後半になってボディブローのように効いて来ます。

岩場は続くよどこまでも

吉田ルートの技術的な難所は、7合目花小屋から8合目蓬莱館下まで断続的に続く、急傾斜の岩場です。

ストックを使っている人は、ここではストックは短くしてザックに仕舞いましょう。ストックを使い慣れない人が急な岩場でストックを使うと、つっかい棒のように身体を後ろにのけ反らせて却ってバランスを崩してしまったり、ストックの先が岩の隙間に引っかかったりして転倒、転落の原因となり、とても危険です。両手をあけて、その手で岩につかまって登るのが安全です。

山小屋・施設

花小屋


花小屋
営業期間 2016年6月26日(日)~9月10日(土)
営業時間売店[7,8月]24時間
[9月]~23:00 or 24:00

軽食10:00~14:00(カップラーメンなどは売店と同じ時間で販売)
宿泊収容人数個室なし150名
チェックインIN~19:00(夕食付の方)
消灯*19:00~20:00
OUT
トイレ使用料200円:バイオ[洋式]
その他 更衣室有(女性専用)
AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

日の出館


日の出館
営業期間 例年7月1日~9月中旬
2016年7月1日(金)~9月10日(土)
営業時間売店24時間
軽食12:00~翌2:00(カップラーメンなどは売店と同じ時間で販売)
宿泊収容人数個室有り150名
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料200円
その他 更衣室有(簡易なもの)
AED有(自動体外式除細動器)
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七合目トモエ館


七合目トモエ館
営業期間 2016年7月1日(金)~9月10日(土)
予約受付2016年 4月1日より
営業時間売店24時間
食堂6:00~24:00 or 翌1:00
宿泊収容人数個室有り200名
チェックインIN~16:00
消灯設定なし(寝室は照明を落としてあり各自自由に就寝)
OUT設定なし
トイレ使用料200円:[洋式]水洗
その他 更衣室有
荷物預り[宿泊者のみ]無料
お湯売無
コンセント[宿泊客のみ] 無料
AED有(自動体外式除細動器)
注意事項 火器[屋内] 使用禁止/[屋外] 使用禁止
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

七合目救護所


七合目救護所
開設期間 2016年7月16日(土)~18日(月)・7月23日(土)~25日(月)・7月27日(水)~8月28日(日)
診察時間24時間/診療費無料
その他 AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※開設期間、診察時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

鎌岩館


鎌岩館
営業期間 2016年7月1日(金)~9月10日(土)
予約受付2016年 5月1日より
営業時間売店24時間
宿泊収容人数個室有り150名
チェックインIN13:00~19:00(夕食付の方)
消灯19:00~20:00
OUT5:30までに退室
トイレ使用料200円:[洋式] 水洗
その他 更衣室有
お湯販売100円/100mlあたり・200円/持込カップ麺に給湯
コンセント[小部屋・個室のみ]
AED有(自動体外式除細動器)
注意事項 火器[屋内] 使用禁止/[屋外] 使用可能(混雑時は不可)*
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。*火器(バーナー・コンロ)を使用する場合は、山小屋に一声掛けるのがマナーです。強風時や混雑時は断られることがあります。

富士一館


富士一館
営業期間 2016年7月1日(金)~9月4日(日)
予約受付2016年[ネット] 4月11日より/[電話] 5月10日より
営業時間売店24時間
宿泊収容人数個室有り130名
チェックインIN15:00~21:00
消灯
OUT
トイレ使用料200円
その他 更衣室有
AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

鳥居荘


鳥居荘
営業期間 2016年6月25日(土)~9月10日(土)
予約受付2015年 5月1日より
営業時間売店夜明け前~24:00ごろ
宿泊収容人数個室なし250名
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料200円
その他 更衣室有
AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

東洋館


東洋館
営業期間 2016年6月30日(木)~9月10日(土)
予約受付2016年[電話] 5月10日より/[ネット] 6月1日より
営業時間売店24時間
宿泊収容人数個室有り320名
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料200円:[洋式]
その他 更衣室有
コンセント(セパレートタイプの部屋に設置)
AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。
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7~8合目

7月上旬の富士山

7月の山開きすぐは、まだ梅雨が明けておらず天気がすぐれないことが多いのですが、だからといって何も楽しみが無いかというとさにあらず。8合目から上辺りに残雪が残っていれば、結構雄大な景色が見られたりします。

山小屋・施設

太子舘


太子舘
営業期間 2016年6月28日(火)~9月10日(土)
予約受付2015年 4月6日より
営業時間売店24時間
宿泊収容人数個室なし350名
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料200円:[洋式]水洗
その他 更衣室有
AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

八合目救護所

8合目最初の山小屋 太子舘には、救護所が併設されています。診察は無料ですから、体調がおかしいようであれば遠慮なく相談してみましょう。ココから先に救護所は無いので、早め早めに対処することが大切です。


八合目救護所
開設期間 2016年7月16日(土)~18日(月)・7月21日(木)~8月28日(日)
診察時間24時間/診療費無料
その他 AED有(自動体外式除細動器)
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蓬莱館


蓬莱館
営業期間 2016年7月1日(金)~9月10日(土)
予約受付2016年 5月1日より
営業時間売店24時間
宿泊収容人数個室なし200名
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料200円:[和式]水洗
その他 更衣室有
AED有(自動体外式除細動器)
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歩きやすいところを見極めて

8合目も蓬莱館を過ぎると岩場も終わり、またストックが使えるぐらいの傾斜になります。しかし、それで楽になるかというと、そうとも言えません。今度は、大小様々な溶岩が地面を埋め尽くし、とても歩きにくいです。

でも、写真を良く見てください。道の右側は、ゴロゴロした溶岩が少ないですよね。このような、自分にとって歩きやすい所はどこか、常に見定めながら歩くことも、登山のベテランになるために不可欠な要素です。

登山のベテランというと「体力のある人」というイメージがありますが、それだけではなく、「無駄に体力を消耗しない知識と経験がある人」こそが、本当のベテランなのだと、私は思います。

山小屋・施設

白雲荘


白雲荘
営業期間 2016年6月25日(土)~9月14日(水)
予約受付2016年 4月1日より
営業時間売店24時間
宿泊収容人数個室なし300名
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料200円
その他 更衣室有
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元祖室


元祖室
営業期間 2016年7月1日(金)~9月10日(土)
予約受付2016年[ネット] 4月11日/[電話] 5月10日より
営業時間売店24時間
宿泊収容人数個室なし200名
チェックインIN15:00~21:00
消灯
OUT
トイレ使用料200円
その他 更衣室有
クレジットカード21:00まで(宿泊代のみ)
AED有(自動体外式除細動器)
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本8合目

本八合目で須走ルートと合流し、登山者数が急に増えます。特に夜明け前の数時間は込み合いますので、同行者とはぐれないように気をつけましょう。

山小屋・施設

富士山ホテル

情報なし


富士山ホテル
営業期間
営業時間
宿泊収容人数
チェックイン
トイレ
その他 AED有(自動体外式除細動器)
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本八合目トモエ館


本八合目トモエ館
営業期間 2016年7月1日(金)~9月10日(土)
予約受付2016年 4月1日より
営業時間売店(海の日連休以後)24時間
宿泊収容人数個室なし250名
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料200円:[洋式] 水洗
その他 荷物預り[宿泊客] 無料/[一般] 500円
更衣室有
コンセント[宿泊客のみ] 無料
登頂証明売店にて日本最高峰登頂証明を発行(100円)
AED有(自動体外式除細動器)
注意事項 火器[屋内] 使用禁止/[屋外] 使用禁止
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胸突江戸屋(上江戸屋)


胸突江戸屋(上江戸屋)
営業期間 2016年7月1日(金)~9月10日(土)
予約受付2016年 5月1日より
営業時間食堂売店 不定
宿泊収容人数個室なし210名
チェックインIN[日~金] ~20:00/[土曜日・休前日] ~18:00
消灯
OUT
トイレ使用料[山小屋利用者] 100円/[一般] 200円:バイオ・循環式水洗 [洋式]
その他 更衣室無
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8~9合目

ここからが本番

本八合目を過ぎると、滑りやすい急傾斜の道が続きます。ここでも基本の歩き方、歩幅の小さいステップを思い出してください。大股に歩いて良いことは何一つありません。

やがて最後の山小屋、御来光館の前を通りますが、「最後ということは、山頂ももう近く?」と思うのはまだ早いです。実は、ここからさらに傾斜がキツくなり、険しさも一層増してくるのです。

9合目には鳥居がありますが、下から見るとそれが山頂に建つ鳥居であるかのように錯覚します。そして、鳥居に辿り着いて、そこがまだ9合目であることを知る。このようにして、精神的にも痛めつけられる富士山、恐るべしです(笑)

Check Point!

下山道を登ってはいけない?

8合目から上では、御来光を見ようとする登山者が夜明け前に集中するために大変混雑し、渋滞の列が長く続きます。そのまま列に並ぶと山頂での御来光に間に合わなくなるということで、下山道を登る人がいるようです。これは果たしてルール違反になるのでしょうか?

いいえ、私はそうは思いません。下山道は下山するのに都合がいいから下山に使われているだけであって、『下山以外に使ってはいけない』という意味では決してありません。

そもそも、夜明け前に下山道を下ってくる人はめったに居ませんし、居たとしてもその人たちの通行に迷惑にならないように気を使えばいい話で、それは下山道であることとは別の話です。ただし、下山道は傾斜も急で砂が多いので滑りやすく、ちゃんとした歩行技術を身につけていないと登るのに苦労するどころか、体力を消耗して登頂もままならなくなるでしょう。それを理解した上で下山道を登るのであれば、特に問題はないと私は考えます。

※注意:登山初心者に下山道の遡行(そこう)はとてもオススメ出来ません。写真は2012年7月9日の雪の残る下山道の様子ですが、雪ではなく斜面の傾斜に注目してください。決してカメラを斜めにして撮ったわけではないことは、ショベルカーを見てもらえば分かると思います。これだけの傾斜の滑りやすい道を、初心者が簡単に登れるものではありません。

山小屋・施設

御来光館

山頂までは、このルート最後の山小屋となります。トイレや飲料水の補充など必要なことはここで済ませておきましょう。最後の山小屋というとゴール(山頂)が近いように聞こえますが、実際にはこれからが長く感じられます。同行者の体調にも気を配って、慎重に登って行きましょう。


御来光館
営業期間2016年7月1日(金)~9月10日(土)
予約受付2016年 4月1日より
営業時間売店2:00~20:00
宿泊収容人数個室なし150名
チェックインIN14:00から受付
消灯21:00
OUT8:00までに退室
トイレ使用料200円:[洋式] バイオ
その他 更衣室有
AED有(自動体外式除細動器)
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9合目~山頂

最後まで集中力を切らさないよう

その疲労の極みで迎える難所が、9合目から上の岩場です。写真のような大きな岩がゴロゴロしています。グラグラして動くような石(浮石)には足を乗せないように、一歩一歩足の置き場所を考え、慎重に踏み出してください。

山頂に近づくほど風も強くなってきます。帽子などが飛ばされないように注意すると共に、突風が来ても体勢を崩されないように、常に安定した姿勢を保つことが大切です。特に、人を追い抜こうとするときにバランスを崩しやすいですから、焦らずに気持ちに余裕を持って登りましょう。

そして山頂へ・・・

まだかまだかと思えば思うほど、遠く感じるもの。足が棒のようになって諦めかけたそのとき、それは突然やって来ます。

岩の間の細い道を抜けると・・・鳥居と狛犬がすぐ近くに見えるでしょう。それが山頂の目印です。山頂は混雑していますから、ここで一枚記念写真を撮っておくといいですよ。

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下山


吉田ルート案内図

富士山山頂からの下山で最も時間が掛かるのは、意外にも吉田ルートです。他のルートが直線的に降るのに対して、吉田ルートはジグザグに降る九十九折れ(つづらおれ)となっているからです。

Check Point!

下りに備えよう

登山をしない人にはあまり知られていませんが、実は、登山では登りよりも下りの方が難しく危険です。下りで転ぶと、斜面下方向へ勢いがついてしまうからです。

登山の警句として、「登りで体力を使い果たすようではいけない」と言われるのも、山頂がまだ折り返し地点に過ぎないと共に、そういう一面があるからです。

全力を使い果たして足元がフラフラになって登頂しても、そこがゴールではありません。その先には下山という難事が待っているので、最低でも登り6に対して下り4ぐらいの体力を残したペース配分(6:4)が必要とされています。まぁ、それは理想だとしても、現実として足が立たないほど疲労して救助要請をするというプチ遭難も数多く発生しています。みなさんは、そのようなことの無いように、ペース配分をシッカリ考えて登ってください。

転倒にも備える

下りでは転倒しないように注意することは当然ですが、万が一転んでもいいように備えることも同様に大切です。

登りのときほど汗もかかないので、ウィンドーブレーカーなどの長袖、長ズボンと共に、手袋をはめましょう。手も汗をかくので、防水性の手袋よりも軍手など通気性の高いものがより適しています。

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山頂~8合目

登山道と下山道は別になっています

富士山山頂に無事登頂し、「さぁ、帰ろう」となったとき、ひとつ注意して欲しいことがあります。普通は、来た道をそのまま戻るものだと思うでしょうが、吉田ルートは、登山と下山に同じ道を使いません。これを知らずに、登り用の道を下ってくる人を多く見かけます。

なぜ登り下りが別れているかというと、登山道は登りやすく、下山道は下りやすいように作ってあるからです。逆に言えば、下山道は登りにくく、登山道は下りにくいということです。登山道を下るのは、登山者の流れに逆行するだけでなく、急傾斜の岩場を下るので、とても危険です。体調悪化でしょうがなく引き返すなどの理由が無ければ、素直に下山道を使いましょう。

下りは、長袖、軍手で

下りでは、滑りやすい下山道で転ぶ人を多く見かけます。後ろに倒れる分には、ザックが後頭部への直接の打撃を防ぐのでさほど危険ではないですが、手足を擦りむかないように寒くなくても手袋をはめて、長袖シャツ、長ズボンを着用するとより安心です。

下りでも手に汗をかくので、防水や防寒の手袋ではなく、軍手を使うことをオススメします。

Check Point!

砂埃がすごい

マスクを忘れずに

高所では乾燥しているために下山者によって砂埃が巻き上げられます。これは前日に雨が降っていても当日が晴れていれば大して変わりありません。日本手ぬぐいなどでマスクをし、コンタクト使用者は防護メガネなどをかけた方がいいでしょう。

プラスチックレンズの眼鏡やサングラスも、飛んできた砂粒で傷だらけになる恐れが有ります。富士登山には、使い古しの眼鏡を使用することをオススメします。

砂埃を巻き上げない歩き方

また、足捌きのうまい人は、あまり砂埃を巻き上げません。逆に初心者はドタドタバタバタと盛大に砂煙をあげて降りて来ます。このように歩き方ひとつでベテランかそうでないか見分けがつきます。これは、単に砂埃がどうこうだけではなく、それだけ足に衝撃が掛からない歩き方が出来ているかどうかの指標にもなります。他の人の下り方を見て、「あの人はうまい歩き方だな」と思ったら、遠慮なくマネしてみましょう。

8合目分岐

道間違い多発!

吉田ルートの下山道は、山頂から8合目まで須走ルートと同じ道を使用します。

8合目の山小屋、「江戸屋」を過ぎた所で道が分かれるのですが、地図を持たない、標識をよく確認しない登山者が、漫然と他の登山者のあとについて間違った方へ降ってしまうトラブルが多く起きています。

下山道は単調で位置が把握しづらい道が続きますが、こまめに現在位置を確認し、次の分岐がどれくらいで出てくるのか、常に意識しながら行動しましょう。下山は登りに比べて楽なので、つい勢いで休憩も取らずに下ってしまいがちです。下りのときこそ、疲れていなくても意識して定期的に休憩を取り、地図を見返す余裕を持つことが大切です。

山小屋・施設

江戸屋(下江戸屋)

この山小屋を過ぎると、5合目まで山小屋はありません。食料や飲み物が不足していたら補給すると共に、忘れずにトイレも済ませておきましょう。


江戸屋(下江戸屋)
営業期間 2016年7月14日(木)~8月27日(土)
予約受付2016年 5月1日より
営業時間売店24時間
宿泊収容人数個室なし180名
チェックインIN[日~金] ~20:00/[土曜日・休前日] ~18:00
消灯*20:00~20:30
OUT
トイレ使用料[宿泊客] 100円/[一般] 200円:バイオ [洋式]
その他 更衣室無
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8~5合目

6合目までが遠い

8合目を過ぎても滑りやすい道が続きます。疲労と単調さから集中力が切れて来ますが、こういうときこそ危険です。足元に意識を集中して、どこに足を踏み出したら安全か、考えながら歩きましょう。

山小屋・施設

緊急避難所(石室)

雷雨や遭難時に逃げ込むことが出来る避難場所です。


緊急避難所(石室)
利用期間(おそらく)通年
利用時間24時間
収容人数最大6名ぐらい?
利用料無料
トイレなし
その他AED無
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下山道七合目公衆トイレ

8合目から6合目までの間で唯一のトイレとなります。


下山道七合目公衆トイレ
開設期間 2016年7月1日(金)~9月11日(日)正午まで
利用時間24時間
トイレ使用料200円:バイオ水洗 [男:洋式2/女性:洋式5]
その他 AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※開設期間、開設時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

落石シェルター

下山道7合目のトイレを過ぎると、残りの数回角を曲がって、長かった九十九折れも終わりとなります。ここから先は落石の恐れが高いため、シェルターが設けられています。登山者は、このシェルターの中を歩くことで落石から守られ、安全に通行出来るようになっています。

しかし、写真のようにシェルターの外を歩く人が大勢居ます。命が惜しくない人たちなのでしょう。ここをご覧になった皆さんは、登山で最も戒めるべきは『油断』であると肝に銘じてください。

(※注意:富士山吉田口下山道では、実際に落石事故により多くの人が亡くなった過去があります。その事故の起きた下山道は今では使われていませんが、だからといって、その場所以外の安全が保証されているわけではありません。)

石畳が濡れているときは、要注意

6合目に着くと、ようやく終わりが見えてきて、ホッと一息つきたいところでしょう。しかし、本当の危険は、むしろ6合目からの石畳の道に潜んでいます。

特に雨や霧で石畳が濡れていると、多くの登山者に踏まれて角が丸く磨り減った石は、非常に滑りやすくなっているのです。重心をやや前に掛けて、歩幅は小さく、ベタ足で慎重に下りましょう。

経ヶ岳の迂回路

もしも滑りそうで不安であれば、経ヶ岳方面に迂回する手もあります。こちらの道は主に土や砂利ですから雨のときは石畳以上に滑りやすくなりますが、同じように転んでも怪我をする危険性は低いので、こちらの方が安心です。

晴れているときでも、経ヶ岳の八角堂、日蓮上人像など見るべきものもあるので、あえて寄り道するのもいいでしょう。

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