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LastUpdate 2016/04/28

富士山遭難事故の記録 2014年 8月22日

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富士山で起きた遭難事故をまとめています。

65歳男性 行方不明

8月22日に、富士宮口5合目付近の樹林帯に入った男性と連絡が取れなくなったと登山仲間から富士宮口5合目の臨時派出所に届出がありました。

宝永第一火口縁から少し下ると道標があって、富士宮口5合目東側の駐車場へ続く樹林帯へ登山道があるのですが、この道はほぼ平行移動なので、道迷いの可能性が高い場所ではありません。午前7時半という早い時間であることから、恐らく本来の登山道とは違う場所へ入り込んでしまった可能性があります。もしそうであれば、地図を携帯していなかった、もしくは地図を持っていても確認を怠った可能性が高いと思います。

News!

静岡新聞の公式WEBサイト、アットエスからの引用です。

県内、山岳遭難相次ぐ

(2014/8/23 08:35)

 県内で21日から22日にかけて山岳遭難が相次いで発生した。富士山で藤枝市の男性が行方不明になっているほか、静岡市葵区の南アルプスの聖沢でも東京都の男性と連絡が取れなくなっている。

◇富士山樹林帯で藤枝の男性不明
 22日午前11時半ごろ、富士山宝永火口付近の樹林帯で、藤枝市八幡、無職の男性(65)が行方不明になった、と同行の登山仲間2人が富士宮口5合目の富士宮署夏季臨時派出所に届けた。県警山岳遭難救助隊と署員が付近を捜索したが、発見できなかった。23日早朝から捜索を再開する。
 同署によると、男性は21日正午ごろ、仲間2人と入山。登山中に体調不良を訴え、2人と分かれて7合目の山小屋に宿泊し、単独下山していた。22日午前7時半ごろ、「宝永火口から(5合目に通じる)樹林帯に入った」と携帯電話で仲間に報告後、5合目の待ち合わせ場所に現れず、連絡も取れないという。

<後略>

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行方不明者無事発見

行方不明になっていた男性が、翌朝、他の登山者に発見されました。

怪我もなく、5合目付近の登山道に座っていたとのことですが、自分が登山道上に居ることも気がつかない状況だったのでしょうか?少し不思議な事例ですね。

News!

NHKのWEBサイト、NEWSWEBからの引用です。

富士山で行方不明無事発見

08月23日 21時30分

22日、富士山で行方不明になっていた60代の男性が23日、5合目付近で無事発見されました。
22日、富士山で登山をしていた藤枝市に住む柳下克己さん(65)と連絡がつかないと登山仲間から通報がありました。
22日は県警察本部の山岳遭難救助隊などが捜索にあたりましたが見つからず、23日朝早く、捜索が再開されました。
そして午前7時ごろ、5合目付近にいた人が登山道沿いで座っていた柳下さんを発見し、警察に連絡しました。
警察によりますと柳下さんはけがなどはないということで、22日、登山仲間と待ち合わせの場所に向かう途中で道に迷い、林の中などで一晩過ごしていたということです。
(柳下さんの柳は旧字体)

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