山小屋は、宿泊するだけが利用方法ではありません。登山を楽に、また安全に楽しむために山小屋を積極的に利用する方法を考えてみましょう。
山小屋の活用方法
山小屋を使い倒す。
山小屋を使い倒す。
山小屋は、宿泊するだけが利用方法ではありません。登山を楽に、また安全に楽しむために山小屋を積極的に利用する方法を考えてみましょう。
荷物を少しでも軽くするために、食料、飲料水を山小屋で調達する計画にすれば、数キロ単位で軽く出来ます。ただし、山小屋での買い物は総じて平地の数割増し、場所とものによっては数倍の値段が付けられているので注意が必要です。
各山小屋の公式サイトでは品物や食事の値段を公表しているところもありますし、私(管理人)が許可を得て撮影した写真も参考になると思いますので、山小屋一覧のページをご覧になってください。
山小屋の中には、下山時にも立ち寄れる位置に建っていて、荷物を預かってくれるサービスをしているところもあります。重い荷物は山小屋に預けて、山頂まで身軽に登ることも出来るわけです。
但し、何も持たずに手ぶらというわけにはいきません。晴れていても最低限、雨具、防寒着、飲料水、行動食、地図、携帯電話、手袋、携帯座布団、小銭、救急セットなどは持ちましょう。その用途のために、サブザック(アタックザック・ポケッタブルパック)という、折りたたんでザックに仕舞える小型のザックも売られています。
なお、当然ながら貴重品は預かってくれません。
以下の表で、下山時に立ち寄れそうな山小屋と荷物預かりサービスを行っているかどうかを一覧にまとめています。(※注意:ルートの取り方によっては、下山時に立ち寄れない場合や、多少登り返したり遠回りする必要が出てくることもあります。ご自身でルートをよく調べ、山小屋にも確認した上で計画してください。)
| 剣が峰標高差 | 山小屋名 | 荷物預かり | 
|---|---|---|
| -70m | 山口屋(支店) | 不可(宿泊も受け付けていません) | 
| -70m | 扇屋 | ? | 
| -70m | 東京屋 | ? | 
| -70m | 山口屋(本店) | 宿泊客が自分のスペースに置くことは可能 | 
| -64m | 頂上富士館 | ? | 
| -64m | 銀明館 | ? | 
| 山頂標高差 | 山小屋名 | 荷物預かり | 
|---|---|---|
| -256m | 御来光館 | 無料(宿泊客のみ) | 
| -306m | 本八合目トモエ館 | 500円(宿泊客無料) | 
| -306m | 胸突江戸屋(上江戸屋) | ? | 
| -306m | 富士山ホテル | 300円(宿泊客無料) | 
| -356m | 江戸屋(下江戸屋) | ? | 
| 山頂標高差 | 山小屋名 | 荷物預かり | 
|---|---|---|
| -506m | 白雲荘 | ? | 
| -606m | 太子舘 | ? | 
| 山頂標高差 | 山小屋名 | 荷物預かり | 
|---|---|---|
| -506m | 見晴館 | ? | 
| -786m | 大陽館 | ? | 
| 山頂標高差 | 山小屋名 | 荷物預かり | 
|---|---|---|
| -406m | 赤岩八合館 | ? | 
| -616m | 砂走館 | ? | 
| -656m | わらじ館 | ? | 
| -676m | 日の出館 | ? | 
| 山頂標高差 | 山小屋名 | 荷物預かり | 
|---|---|---|
| -122m | 胸突山荘 | 保証料1,000円(荷物返却時に500円返金) | 
| -252m | 万年雪山荘 | 無料(宿泊客のみ) | 
| -462m | 池田館 | ? | 
| -702m | 元祖七合目(山口山荘) | 500円(宿泊客無料) | 
| -932m | 御来光山荘 | 無料(宿泊客のみ) | 
| -1,222m | 宝永山荘 | 無料(宿泊客のみ) | 
| -1,219m | 雲海荘 | 不可 | 
| -1,332m | 表口五合目レストセンター | 500~1,000円(食堂にて) |