吉田口五合目(2,230m) 佐藤小屋

富士山で唯一の冬季営業をしている山小屋です(5名以上での予約が必要)。大正2年(1913年)の創業で、今の小屋主さんで四代目になるそうです。100年以上の歴史ある山小屋です。

佐藤小屋の前のベンチには屋根が設えてあります。ベンチからは河口湖や富士吉田市街が見え、夜景も眺められるでしょう。

食堂は、宿泊客以外へも暖かい食べ物を提供しています。ランチの時間内であれば室内でカレーやうどんを食べられますが、団体客などでごった返していると外のベンチで食べてもらうこともあるようです。
同様に、忙しいときはランチの時間内であっても、カップラーメンだけしか注文が受けられないこともあるそうです。

玄関を入るとすぐに薪ストーブがあります。いかにも山小屋という雰囲気を醸し出していますね。

当然ですが、山小屋内は禁煙です。火災報知機も各部屋に設置されているのが分かりますね。

寝室は二段ベッドになっています。エリアごとに花の名前が付けられています。

突き当たりの床に置いてある機械は、おそらく除湿機でしょう。人は寝ているときでも汗をかくので、これがあるとないとでは結構違いがあると思います。

個室

個室は、空いていれば一人からでも予約可能だそうです。北側の部屋からは、河口湖や富士吉田市街の夜景が見られます。

更衣室

2012年に新たに更衣室が作られました。更衣室内に鏡もありますから、女性にはうれしい設備ですね。

宿泊客以外でも使用出来るそうです。鍵は山小屋に声を掛けて開けてもらいましょう。

佐藤小屋には、富士山の５合目より上で唯一のテント場があります。山小屋から東側にちょっと下った場所にあり、一人用テントで7～8張りほどのスペースです。

水を利用する場合は、300円です。

散乱している石は、ペグ代わりに使われているのでしょう。周囲が樹木に囲まれているので、強風のときでも影響が少ないと思います。これは、煮炊きをするときも安全でいいということですね。

富士山麓にオウム鳴く

おしゃべり好きで愛想のいい、オウムの『ピッピ』さん。

うさぎ追いし、かの山

こちらは、寡黙なうさぎの『もひ』さん。同僚に、白黒の『だる』さんもいます。カメラマンの腕が悪くて、手前の柵にピントが出てしまっていますが・・・

他にも、中型犬の『りく』さんも不定期で働かれているそうです。