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LastUpdate 2016/08/26

石楠花の咲くハイキングコース

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コノスジ中途道は、須走口と吉田口をつなぐバイパス道です。


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コノスジ中途道

石楠花の咲く道

吉田ルートの6合目から須走口6合目の長田山荘までを繋ぐバイパスが、コノスジ中途道(なかとどう)です。樹林帯と砂礫をトラバース(横断)します。起伏も緩やかで、キツイところはありません。

バイパスとして使うにはメリットはあまり無いですが、吉田ルートでは味わえない樹林帯歩きを楽しめます。花の季節には、それだけを目的にしてハイキングを楽しむ人も多く居ます。

Check Point!

メリット(利点)

  • 6合目の樹林帯は石楠花(しゃくなげ)の群生地で、例年7月中旬から8月上旬にかけて見頃を迎えます
  • 比較的交通の便のいい富士スバルライン五合目から混雑のない須走ルートへ抜ける場合。また、その逆
  • 滑りやすい九十九折(つづらおれ)が続く吉田ルートの下山を避けて須走ルートに迂回する場合(但し、須走ルート側では登山道を下るか、下山道の砂走りからブル道を登り返す必要がある)
コノスジ中途道
標高須走側2,450m
吉田側2,390m
標準コースタイム須走から1時間25分
吉田から1時間25分
標高差±60mコースタイム実例須走から*1時間4分
吉田から-
距離*大よそ2.2km
*地理院地図』で管理人が計測。*管理人による食事・トイレ以外の小・中休憩時間を含む実測(ストック不使用)。
標準コースタイムは昭文社発行の『山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹』2012年版から引用。基準として①40~50歳の登山経験者②2~5名のパーティ③山小屋利用を前提とした装備(テントを持たず比較的軽量という意味)④夏山の晴天時としています。※食事やトイレなどの休憩(大休止)を含まない正味の時間であり、休憩等を含む実際の登山ではさらに時間が掛かりますので、計画を立てる際には注意が必要です。
▲TOP

須走口から

長田山荘奥に入口

須走口6合目の長田山荘の奥に、コノスジ中途道の入口があります。入口はロープで塞がれ、立入禁止の標識も立っています。長田山荘の従業員に一声掛けて、許可を得て入りましょう。丸太の道標から上に伸びる道をあがります。と言っても、すぐに平行移動に戻ります。

山小屋・施設!

長田山荘

コノスジ中途道の入口に建つ山小屋です。ここで食事や休憩など準備を整えていきましょう。


長田山荘
営業期間 例年6月~9月
2017年6月24日(土)~9月10日(日)
営業時間売店夜明前~翌1:00(登山者が少ないと21:00前に閉める場合あり)
宿泊収容人数個室有り25名
チェックインIN
消灯
OUT
トイレ使用料[宿泊客] 無料/[一般] 200円:バイオ水洗
※小屋の閉まる夜間は使用不可
その他 更衣室有
一時休憩[日中のみ] 500円/30分
お湯販売300円/カップ麺給湯のみ
AED有(自動体外式除細動器)
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。

樹林帯


森の様子
(須走側から撮影)


森の様子
(須走側から撮影)

樹林帯に入ると、ほとんど平坦な道が続き、多少ある起伏も傾斜は緩やかです。踏み跡もハッキリしているので、迷うことはないでしょう。

溶岩流を渡る


滑沢の横断
(須走側から撮影)


滑沢を見下ろす

コノスジ中途道は、何度か溶岩が冷えて固まった流れの上を横断します。溶岩と言っても粘度が低かったのか表面は滑らかです。このような滑らかな溶岩を水の流れに見立てて、「滑沢(なめさわ)」と言います。特に危険はありませんが、雨などで濡れていると滑りやすいので気をつけてください。

砂礫地帯

森を抜けると砂礫(されき)地帯に入ります。道標はもちろん、ガイドロープもありません。このような砂礫では踏み跡も不明瞭なので、道を外さないようにペンキマークや赤いテープの小旗が目印につけられています。霧が出ていると先が見通せずに正しいルートを歩いているか不安になるでしょうが、このルートはほとんど標高に変化がありません。焦るあまり、無闇に登ったり下りたりしない方がいいでしょう。

下山道の下を通る

砂礫地帯から短い森へ入ります。上は吉田ルートの下山道が通っていて、見上げると落石シェルターや人が見えます。登山者が、下に人が居ると思わずに落石を起こすことがあるので、上方には常に注意を払ってください。

やがて、先に見える岩場を越えると、そこが吉田口6合目となります。

▲TOP

吉田口から

入り口が見つけにくい

コノスジ中途道の吉田口側には標識も何も無いので、事前の知識が無ければ入口が分かり辛いです。

6合目の標識の奥に見えている岩場(ガレ場)を越えて、僅かな踏み跡を見つけ出してください。踏み跡は必ずありますから、ガレ場の端まで行ってじっくり探しましょう。道が見つからないからといって適当に進むと、道迷いの原因となります。

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