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LastUpdate 2016/06/29

10分で分かる富士登山

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当サイトでは、富士登山について詳細に解説していますが、内容が細か過ぎて少し情報過多ぎみになっています。もっと簡単に概要だけを知りたいという方のためのページです。

富士登山とは

富士山に登ろう

富士山の標高は、3,776m。日本一の高さを誇ります。

「富士山は見るだけの山で、登る山ではない」などと言う人が居ます。ですが、富士山には登山シーズンの7~8月だけで30万人が登っています。なぜ富士山はこれだけ多くの人を惹きつけるのでしょうか?

それは、やはり富士山にしかない魅力があるからでしょう。その魅力について、あえて説明は致しません。御自身の足で登って、実際に体験していただくのが一番だと思うからです。

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富士登山のシーズン

山に登れる期間は限られている

富士山では開山期間というのが定められており、7月1日に山開き、8月末に山終いとなり、この2ヶ月間が富士登山のシーズンとされて来ました。

しかし、近年の富士登山ブーム、世界文化遺産登録などの影響で登山者が増え、9月になっても登る人があとを絶ちませんでした。それに呼応するように山小屋の営業期間も9月まで延びており、その実情に合わせる形で、2014年は、山梨県側の吉田口で7月1日から9月14日まで。静岡県側の須走口、御殿場口、富士宮口で7月10日から9月10日までと開山期間が変更されました。

2015年開山期間
山開き山終い
山梨県7月1日9月14日
静岡県7月10日9月10日

山開き前

山開き前の6月は、富士山はまだ雪の中です。初心者が登るのは危険です。

山終い後

9月の中旬にはほとんどの山小屋が閉まり、登山シーズンも終了です。9月下旬には、いつ雪が降ってもおかしくなく、初心者が登れる季節ではありません。10月には富士山では初冠雪を迎え、山は雪に閉ざされることになります。

富士山初冠雪日(直近10年)
2006年10月7日
2007年10月6日
2008年8月9日
(観測史上最も早い記録)
2009年10月7日
2010年9月25日
2011年9月24日
2012年9月12日
2013年10月19日
2014年10月16日
2015年10月11日

氷の滑り台

富士山のような高山では、平地よりも早く冬が訪れ、春の訪れは遅くなります。現実的に、10月から翌年の6月までの富士山は冬であり、登山は出来ません。

冬の富士山は、積もった雪が昼間に融け、夜にはマイナス30℃にも達する極寒で凍り、これを繰り返すことでカチカチのアイスバーンとなります。ブルーアイスとも呼ばれる氷の斜面は、一度でも足を滑らしたら、岩にブチ当たるまで止まらない「氷の滑り台」とも表現されます。

また、風速は30m/sを超え、簡単に人を吹き飛ばします。

このような厳しい環境から、冬の富士山ではベテランの登山者でも毎年のように命を落としています。冬の富士山は、登山初心者が登れる山ではありません。

残雪が多いと開山も遅れます

では、山開きが行われる7月1日や10日から必ず登れるかというと、必ずしもそうではありません。富士山の上部では例年6月まで雪が残り、年によっては7月中旬ぐらいまで雪が残ることがあります。それでも、山小屋の人が雪かきをしてくれて登山道を開通させるのですが、冬に降り積もった雪が深いと、開山日に間に合わないこともあるのです。

梅雨明けを待つのが常道

山開きを迎えても、7月の上旬はまだ梅雨の半ばです。天気が悪いときに登っても楽しくないですし、危険でもあります。しかし、梅雨の最中でも必ず雨ばかりとは限りません。梅雨の晴れ間を狙って登るのもひとつの手です。但し、晴れの日でも、雷を伴う夕立には充分注意してください。

関東甲信(山梨県)
梅雨入り梅雨明け
平年値6月8日ごろ7月21日ごろ
2011年5月27日ごろ7月9日ごろ
2012年6月9日ごろ7月25日ごろ
2013年6月10日ごろ7月6日ごろ
2014年6月4日ごろ7月22日ごろ
2015年6月3日ごろ7月10日ごろ
東海(静岡県)
梅雨入り梅雨明け
平年値6月8日ごろ7月21日ごろ
2011年5月22日ごろ7月8日ごろ
2012年6月8日ごろ7月23日ごろ
2013年5月28日ごろ7月7日ごろ
2014年6月5日ごろ7月21日ごろ
2015年6月3日ごろ7月24日ごろ
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富士山保全協力金(入山料)

入山料を払わない人を非難するのは間違い

富士山では、2013年に試行された入山料の徴収が、2014年から導入されることになりました。正式な名称は、「富士山保全協力金」です。富士山の環境保全や登山者の安全対策を目的としています。

金額は1,000円で、今のところ任意ですから支払いの義務はありません。趣旨に賛同した人だけが払えばいいと思います。入山料を払わない人に対して、「入山料逃れだ!」などと非難するのはお門違いですからやめましょう。

缶バッジに消える入山料

なお、昨年は入山料を払った人に記念品として缶バッジが配られました。あれを作るのに相当な費用が掛かっており、静岡県側では人件費などと合わせて本来の入山料収入が半分ほどに目減りしていたようですから、やめた方がいいと思います。いいえ、富士山保全協力金を富士山の保全に本当に使うつもりがあるのなら、無くすべきです。「缶バッジが貰えないなら払わないよ」という人が居るなら、それまでのことでしょう。

2016年富士山保全協力金徴収場所
徴収場所徴収期間徴収時間
吉田口富士北麓駐車場7月11日~8月31日8:00~13:00
富士スバルライン五合目7月1日~9月11日午前9時24時間
六合目7月1日~9月10日6:00~18:00
須走口五合目7月10日~9月10日4:00~16:00
御殿場口新五合目
富士宮口水ヶ塚駐車場5:30~12:00
五合目4:00~16:00
金額1,000円(任意なのでいくらでもいい)
attention!

静岡新聞の公式WEBサイト、アットエスからの引用です。

入山料の半分が経費に消えるって、ちゃんと登山者に知って欲しいですね。

入山料の記念品に缶バッジ 静岡、山梨両県が配布

(2014/6/20 08:10)

 静岡、山梨両県は今夏から本格導入する富士山入山料(保全協力金)の記念品として缶バッジを配布する。19日、デザインを公表した。両県とも葛飾北斎の絵を使い、登山ルート別に4色用意する。
 静岡側の3登山道は「東海道江尻田子の浦略図」、山梨側は「甲州石班澤」の絵柄。静岡側では登山知識や構成資産の紹介などを盛り込んだガイドブックも渡す。静岡県は昨年の登山者数や試験徴収の協力率から協力者を7万9千人と予測し、バッジは8万7千個用意する。
 静岡側には3登山道があり、協力金事業を運営する際の徴収コストが課題。本年度は収入見込み7900万円に対し、バッジの制作費や人件費など初期投資を含めた支出は予算ベースで4400万円と、収入の5割を占める。
 静岡側では7月10日~9月10日に3登山道の5合目で支払いを受け付ける。7月上旬にはインターネットやコンビニ店支払いも開始し、登山道開通期間以外にも記念品を郵送で受け取れる仕組みにする。登山道開通期間にはコンビニ払いで引換証を受け取り、登山道入り口で記念品と交換することもできる。
 県富士山世界遺産課は「コストを検証して集まった協力金の使途などの議論に役立てたい」と話している。

※赤字強調、当サイトによる

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富士山へアクセス

登山口が富士登山のスタート地点

富士山に登るには、まず「登山口」へ行くのが最初のステップです。実は、富士山には山頂までの登山道(ルート)が四つ有り、それぞれに登山口が有ります。

北から東回りに。

  • 富士スバルライン五合目:吉田(よしだ)ルート
  • 須走口五合目:須走(すばしり)ルート
  • 御殿場口新五合目:御殿場(ごてんば)ルート
  • 富士宮口五合目:富士宮(ふじのみや)ルート

五合目とは?

合目(ごうめ)というのは、登山における到達地点の目安を、山頂から10分割して呼び習わしたものです。合目の順番は、麓の方から一合目、二合目、三合目・・・と数えていきます。ちなみに、山頂は十合目とは言いません。普通に山頂で通じます。

車も無いような時代には、富士山も当然麓から登られていたのですが、今では5合目まで車道が通じているので、車道の終点である5合目から登るのが一般的とされています。

5合目の高さはバラバラ

ひとつ注意して欲しいのは、富士山に四つある5合目のそれぞれの高さは一定では無いということです。最大で1,000m近い標高差がありますから、どの登山口から登るかで、行程の長さが大きく異なって来るのです。ですので、登山の計画を立てるときは、どこの登山口から登るのか、慎重に判断しなければなりません。

  • 富士スバルライン五合目:標高2,305m
  • 須走口五合目:1,970m
  • 御殿場口新五合目:1,440m
  • 富士宮口五合目:2,380m
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公共交通機関で行く

富士山の登山口へは、最寄り駅から登山バス、もしくは高速バスが運行しています。それぞれの登山口に対応するバスが出ている電車の最寄り駅や空港は以下の通りです。

吉田口五合目行き

  • 富士山駅・河口湖駅
  • 新宿駅(甲州街道駅・相模原駅・上野原駅他経由)
  • 横浜駅
  • センター北駅(たまプラーザ駅経由)
  • 羽田空港

須走口五合目行き

富士宮口五合目行き

  • 新富士駅(富士駅経由)・富士宮駅
  • 三島駅(裾野駅経由)
  • 静岡駅
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車で行く

マイカー規制に注意

富士山の5合目には、全て自動車道が通っています。そのうちの三つは無料ですが、富士スバルラインだけは有料道路です。これらの道路の終点は全て5合目になっていて、数百台規模の駐車場が備えられています。

先に述べたように、富士山の登山シーズンは7月から9月中旬までですが、実はこの期間のほとんどにマイカー規制が行われています(御殿場口を除く)。マイカー規制の間は、自家用車やバイク、レンタカーの通行が禁止され、車で来た人は麓に用意された駐車場に停め、シャトルバスかタクシーに乗り換えて5合目まで移動しなくてはいけません。

マイカー規制の無い日は、駐車場が満杯

このように、富士山は自家用車での登山は難しくなってしまいました。

一方、マイカー規制がされていない日にはマイカー登山者が殺到し、特に週末は5合目の駐車場が満車になって車があふれ出すほどです。そして、あふれ出した車は5合目の手前に路上駐車して何キロもの列となり、登山口まで余分に歩いて登らなければなりません。

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富士登山の実際

日帰り登山と山小屋泊

実際に登山を行うに当たって、その日程は二つの種類に分けられます。

ひとつは、その日の内に登山を終える、日帰り登山。もうひとつは、登山途中に山小屋やテントで睡眠をとる宿泊型の登山です。富士山では、吉田口五合目の佐藤小屋以外でのテント泊は出来ませんので、初心者は山小屋で一泊、もしくは二泊を前提として登山が行われています。

日帰り登山

日の出ている間に登って下りて来るのが日中日帰り登山です。

登山口から山頂までの行程が比較的短い登山では最も一般的な登山方法ですが、富士山のように10時間もの行動時間を費やすルートでは、初心者にとって日帰りは簡単ではありません。

日の出ているうちに安全に登山を終えるには日の出前から登りたいところですが、5合目へのバスの到着時刻が早くても午前6時過ぎとなっていて、マイカー規制も強化された現在では、タクシーを利用しないと難しいのが現実です。

山小屋泊

富士山では、登山の行程が長いことから、山小屋に一泊する登山者が多く居ます。しかし、登山者に対して山小屋の収容能力が少ないために、週末や夏休みの混雑が問題とされています。

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御来光と弾丸登山

真夜中に蠢く光の帯

富士登山の特異な点は、夜間に登る人の多さです。普通、登山では夜に登るのは危険だから避けるべきとされていますが、富士山の山頂から日の出を見る行為が「御来光(ごらいこう)」と呼ばれ、これを目的に登っている人が多く居るのです。

この御来光を見るためには、山小屋を真夜中に出立しなければなりません。しかし、同じ時間帯に山頂を目指す人が集中し、登山道が大渋滞となることが問題視されています。あまりに人が多いと、登山自体も楽しさを失いかねないですし、予定通りに日の出までに山頂に辿り着けなかったり、将棋倒しなどの危険もあるからです。

STOP!! ひばりくん! 弾丸登山!

また、山小屋に泊まらずに、5合目から徹夜で山頂を目指すやり方が「弾丸登山(だんがんとざん)」と呼ばれています。ただでさえ行程が長い富士登山で、寝不足のまま登るのは高山病などの体調悪化を誘発し、集中力が切れて転倒や滑落の原因になるとして、弾丸登山を行わないように行政も指導を行っています。

私の考えとしては、夜間の登山を一律に否定はしませんが、昼間のうちにしっかり仮眠をとっておくことが最低条件であると思います。

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軽装登山と気象遭難

山頂は平地より20℃も低い

富士山は、標高2,000を越える場所まで車で来られることから、観光のついでのような軽い気持ちで、軽装のまま登山をしてしまう人が問題になっています。

富士山の自然環境は、日本の山岳の中でも厳しいもののひとつです。一般に高度が100m上がるごとに気温は0.55℃下がるとされ、3,776mの富士山の山頂では平地との気温差は20℃にも達します。海が近いために積乱雲が発達しやすく、独立峰で風も強いことから、まともな装備を持たないと、雨風に叩かれ、体力と集中力を失って転倒で怪我をしたり、体調悪化から疲労凍死してしまうこともあるのです。

雨の中を登っても楽しくないよ

悪天候の中で登山を決行してしまう人が多いのも、富士登山の特異な点です。それは、計画の変更がきかないツアー登山の多さや、山小屋の予約が取り難いという印象から、多少天気が悪くても無理をして登ろうとしてしまうようです。

また、登山初心者の比率が比較的多いことも、天候判断を誤る原因の一つかも知れません。雨の日に登っても楽しさは半減ですから、次の晴れの機会を待ちましょう。山小屋やツアーの予約にキャンセル料が掛かったとしても、休みが取れなくて1年待つことになっても、雨の中で登山をさせられるよりはよっぽどマシではありませんか?

というよりも、快晴の富士山山頂からのすばらしい眺めをこそ、皆さんに見て欲しいものです。

Check Point!

最低限の装備

予定通りに順風満帆とはいかないのが登山です。登山に必要な装備は色々ありますが、最低限必要なものは以下の通りです。

雨具(レインウェア)
「山の天気は変わりやすい」というのは、古くから言い習わされた警句です。と言っても、傘を持っていってもダメです。強風ですぐに壊れてしまいますし、突風に煽られて斜面から転落することになります
ヘッドランプ
街灯など一切無い山では、日が暮れると真っ暗です。灯りが無いと、一歩も動けなくなります。「夜になる前には下りる」と思っていても、膝を痛めたりして下山が遅れ、途方にくれている人を毎年多く見かけます
登山地図
富士山には登山口が複数ありますが、恐ろしいことに自分がどこの登山口から登っているかも知らない登山者も居ます。ツアーや人に連れられて登るにしても、自分がどこから登り、どこへ降りるのかぐらいは知っておくべきです。地図を持たないということは、目的地までどれくらいの距離と時間が掛かるかも分からないということですからペースも計画も立てられません。「道に迷わないから必要ない」という話では無いのです
お金
普通、登山ではお金は何の役にも立たないものですが、富士山だけは特別です。万が一下山も難しい状況に追い込まれたら、山小屋に頼る他はありません。山小屋もボランティアではないので、お金が必要です。飲料水が足りなくなった場合にも、山小屋で補給するしかすべはありません。最低でも1万円は準備するべきでしょう
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高山病


無理をせず、早めに対処を
(at 吉田口八合目救護所)

富士山の怖さのひとつに、高山病(こうざんびょう)もあります。高山病とは、富士山のような標高の高い場所で気圧が低下することによる、低酸素症状の疾患です。軽い段階では、頭痛や吐き気、倦怠感などですが、悪化すると高所性肺水腫、高所性脳浮腫などにより死に至ることもあるのです。富士山の高度では、死に至るほど重篤化することは少ないですが、頭の片隅に入れておいてください。

高山病を防ぐには、睡眠を充分にとっておくなど体調管理を万全に行い、高度に身体を慣らしながらゆっくりと登り、酸素を充分に取り込むべく呼吸法に気をつけなければいけません。

汗を大量にかく登山では、体内の水分が失われることで血液の流動性が悪くなり、結果的に血液による酸素供給も滞り勝ちになります。失われた水分をまめに補給しながら登ることも、高山病予防に大切な要素となっています。

山小屋選びにも考慮が必要

また、睡眠時は本能的に呼吸が抑えられるので、高山病に掛かりやすくなります。これを防ぐすべはないので、宿泊する山小屋は、出来るだけ低い標高から選ぶことが肝心です。

なお、高山病を根本的に治すには充分な酸素を吸わせるしかありませんが、いわゆる「酸素缶」では容量が少ないために、長時間の登山では一時的な効果しか望めません。また、「食べる酸素」「高濃度酸素水」のようなサプリ系も眉唾物なので、安易に手を出さないようにしましょう。

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登山の初心者でも富士山に登れるの?

練習登山をした方が楽ですよ

根本的な問題ですが、初心者をどう定義するかにもよるでしょう。大人になって一度も登山を経験していないなら、それは「素人」の域ですから、「否」と答えます。高い山で無くても、3時間以上の登山を「自ら計画を立てた上」で何度も経験していれば、初心者でも自分で判断がつくのでは無いでしょうか?

無責任な人は、「誰でも登れる簡単な山」などと言いますが、現実は違います。確かに、素人でも登っている人は居るでしょうが、体力づくりや練習登山もせずに登れば、その分だけ大変な苦労をして、また高山病に苦しみ、ときには怪我をして、「富士山になんて登らなければ良かった」と思うのがオチです。本当は、ちゃんと準備をしなかったあなたが悪いのに。

登山には最低限10時間歩き続ける体力が必要ですので、運動不足の人には厳しいのが当然です。東京タワー4本分、東京スカイツリー2本分の高さを登り、また下りて来るわけですから。

経験があなたの荷物を減らす

登山に必要な水分の量も、練習登山で実際に経験してみないと分かりません。分からないということは、持って行く飲み物の量が多過ぎて重荷になったり、逆に少な過ぎて脱水症状に苦しむということです。それでも練習登山なんてしたくないというのでしたら、どうぞご自由に。

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